前回の復習
「木」でいう「幹」の部分にあたる
- A/C
- SIMV
- CPAP
という3つのモードについてイメージを持っていただき、さらに「枝」の部分である、
- VC
- PC
- PS
の3つの項目を設定して、人工呼吸器のモードが決まっているということをお伝えしました。
そして、もう一つ重要なことが、臨床ではSIMVを使う機会は少なく、
- VC-A/C
- PC-A/C
- CPAP+PS
という、基本的な3つのモードだけ覚えていれば良いことを述べました。
前回記事を読む→人工呼吸器①
今回は「葉」の部分にあたる、さらに細かい設定についてみていきましょう。
種々の項目
どういった項目があるのか一覧でお示しします。
FiO2 | PEEP | VSENS | f | TV | flow | PI | TI | ESENS | |
VC-A/C | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
PC-A/C | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
CPAP+PS | ○ | ○ | ○ | ○ |
FiO2(吸入気酸素濃度)、PEEP(呼気終末陽圧)、f(換気数)について改めて説明する必要はありませんね。
VSENS(フロートリガー)
いずれのモードでも設定します。
人工呼吸器が患者の自発呼吸と同期して空気を送り込めるよう、患者の吸い始め(吸気努力)を感知する方法。
2~3 L/分程度に設定することが多いです。
VSENSの他、PSENS(圧トリガー)がありますが、どちらを使うかは好みです。
TV(1回換気量), flow(吸気流量)
VC-A/Cで設定します。
1回の換気量と1分間に流れる空気の量を定めます。
それぞれ、
- TV=6~10×体重 ml/回
- flow=30L/分、60L/分、90L/分程度
で設定することが多いです。
PI(吸気圧), TI(吸気時間)
PC-A/Cで設定します。
空気を送り込む圧と、送り込む時間を定めます。
それぞれ、
- PI=20 cmH2O
- TI=0.5~1.5秒程度
に設定することが多いです。
ESENS(自発呼気感度)
PSで吸気の終わりを感知する方法です。
ESENS=25%程度に設定し、吸気流量が最大吸気流量の25%まで低下した際に吸気終了と判断するように人工呼吸器に指示するのです。
この他にも設定項目があったり、それぞれの部分についての説明もかなり端折って説明していたりするので、
あくまで勉強の取っ掛かり程度にしていただけると幸いです。
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