薬を実際に使えるか
医師国家試験では、
とか、
などと、疾患-薬剤の対応関係についてはよく学習していてそれなりに覚えると思います。
しかし、
- 内服薬であれば1日何回、1回何錠飲む?
- 注射製剤であれば濃度は?投与速度は?
といった、自分がその状況に遭遇した時に実際に治療できるか?といった点において、必要な知識は全くといって身に付きません。
「この薬って実際どうやって使うのかしら?」
臨床に出たころの初期研修医が、必ずと言っていいほどつまづくとこなのかなと思います。
で、まあ、最初のうちはすでに患者さんが飲んでる薬だったり、上級医に「あれ出しといて」と言わた薬だったりを、逐一添付文書で確認して必死になって用法・容量を覚えるだけでなく、あまたある薬剤の一般名と商品名を対応させて頭に叩き込むということを誰もがやっているんじゃないかなと思います。
「こんなことしてて覚えられるようになるの?」
「もっと楽に、簡単に薬剤名とか使い方を覚える方法はないの?」
この途方もない作業をやっている時、特に初期研修医に成りたての2,3カ月は、毎日のように思うことでしょう。私は思っていました。
しかし、これに答えるとするならば、
「楽な、簡単な方法はありません。」
となります。
繰り返し繰り返し添付文章を確認して、日々の診療でその薬剤を実際に使っていれば、だんだん覚えられるようになっていきます。
色々な薬剤に日常的に触れて、コツコツと勉強する以外に、近道はないと思います。
これでこの記事を終わってしまっては、あまりにも芸がないというか、読んでくれる方が何も得しないので、せめて、その地道な学習の助けになれるように、よく使う薬剤(成人)の使用例一覧表を作ることにしました。
あくまで筆者が「よく使う!」と思うもののみ、独断と偏見で一覧にしておりますので、参考程度にご覧いただければ幸いです。
また、以下をテンプレにして、副作用や禁忌等を自分なりにカスタマイズしてメモ帳に保存しておく、という使い方もぜひしていただければと思います。
解熱・鎮痛薬
アセトアミノフェン製剤
体温調整中枢、中枢神経に働く
NSAIDs
COX1,2阻害によるプロスタグランジン生合成阻害
弱オピオイド
To be continued…
随時更新していきますのでお楽しみに。
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